Akatsuki Hackers Lab | 株式会社アカツキ(Akatsuki Inc.)

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新メンバー受け入れ時に各セクションの夕会に参加して回るツアーを実施している話

この記事は Akatsuki Advent Calendar 2020 9日目の記事です。

はじめに

アカツキでサーバサイドエンジニアをしている jyll です。

50人を超える大規模チームのオンボーディングとして、チーム内夕会ツアーを実施してみたら新規メンバーにも既存メンバーにも好評だったので、その際の知見を共有してみます。

チームの構造とリモートワーク下で感じていた課題

私の所属しているプロジェクトは全体で50人以上の大規模チームで、企画職・サーバサイドエンジニア・クライアントエンジニアなどのセクションにおおよそ10人ずつ分かれています。現在はほぼフルリモートワークになっています。

リモート開始前からのメンバーとその後から入ってきたメンバーで情報格差が発生していて、 リモートワーク導入以前から見知っていたメンバーはコミュニケーションに不便をほとんど感じないが、そのあとに入ってきたメンバーは

  • 誰に何を相談したらいいのかわからない
  • チーム全体としてどういった流れで開発が進んでいるのかわからない

などといった不安を抱えてしまうという課題が挙がっていました。

夕会ツアー

そこで、新規メンバーのチーム全体での自己紹介は名前を紹介する程度にしておき、その後各セクションの朝会や夕会に一度ずつ参加して回るツアーを実施してみました。

各セクションの業務になるべく業務に負荷をかけない形で、チーム全体としてはどんな人たちがいて、普段どういう仕事をしているか、誰とコミュニケーションを取っているのかに触れる機会を作ることを目的としています。

各セクションで毎日集まっているミーティングの日程を洗い出して、それぞれ1日ずつ都合のいい日をピックアップしてもらって引率者と新メンバーをそこに混ぜてもらいます。 そこで普段通りの報告を行ってもらったあと、新メンバーとの相互の自己紹介タイムを10分ほど取ってもらう、という流れです。

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こんな感じで呼びかけて、その日からさっそく色々なところにお邪魔して回りました。

実際やってみてどうだったか

全体自己紹介後にすぐ担当セクションに引き渡してしまうよりも、丁寧なオンボーディングになりました。 チームとして感じたメリットですと、以下2点が大きかった印象です。

  • 役割の紹介という形ではなく実際に回している業務の話が聞けるので、行なっている業務のイメージがつきやすい
  • 少人数かつ普段一緒に業務をしている人たち中心での自己紹介になるので、より具体的な趣味の話が出てきやすい

おわりに

この試みは実はアカツキの他のプロジェクトで先に導入されていて、そこでうまくやれているとの報告を受けて導入してきたのですが、期待通りの結果が得られました。

大規模なプロジェクトのつながりを作るきっかけとして、簡単に導入できるオンボーディング施策かと思います。おすすめです。