Akatsuki Hackers Lab | 株式会社アカツキ(Akatsuki Inc.)

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フルリモートでクライアントエンジニアインターンに参加しました

こんにちは。さんたろと申します。
この度、12/1〜12/24までの間、就業型インターンに参加させていただきました。

大学の講義があったため、フルタイムでの勤務10日分ほどの勤務時間でしたが、とても充実した内容でした。 この記事を通して少しでも学んだこと・感じたことをお伝えできたら幸いです。

インターンの概要

私が配属されたのは『八月のシンデレラナイン』(以下ハチナイ)というゲームのチームでした。
私はハチナイをプレイしたことがそれまでなかったのでインターンが始まる前に遊び、20個ほど改善案を出させていただきました。 最終的には提案した中から1つ、提案以外から1つの課題に取り組みました。

課題への取り組み

課題に対する取り組みはインターン最終日におこなわれた成果発表会の資料にまとめています。
1つ目の課題である「共通ヘッダーの修正」は検証待ちの状態まで進めましたが、2つ目の課題である「ScrollView用のハチナイ独自のクラスへの機能追加」はまだ改善が必要という状態で終了しました。
ただ実装するだけでなく、パフォーマンスの計測や.unityファイルでのデータの持ち方の調査などさせていただきました。
以下発表会で使用したスライド資料です。

インターンを終えて

成果発表のスライドにも書かれていますが、インターンを通して学んだことはとても大きかったです。

視野を広く、先を見据えて

そもそも大規模なチーム開発が初めてで、自分の視野の狭さ故の考慮漏れが多かったです。 コード単位の影響ばかり気にして、Prefab・Scene単位の影響にまで目を向けることがあまりできませんでした。 全体が見えないまま実装をしても、それが今後の開発も考慮した最適であるかわかりません。 まずは影響範囲と周辺の実装をしっかりと把握して、構造を理解した上でどのように実装するべきか考える必要がありました。

問題のノイズを除去する

調査をおこなうとき、今回の調査とは関係のない部分による影響に惑わされることがありました。 大きなプロダクト、把握している範囲が小さい機能に関する調査では特に問題の本質を見失いがちです。 実際に使われているものではなく、自分で小さいサンプルを利用することで問題だけに集中できるほか、何か共通点など新しい発見があるかもしれません。 今回のインターンでは、.unityファイルへの書き込まれ方の調査、ScrollViewのハチナイ独自クラスの挙動確認と開発した機能のデバッグで非常に役に立ちました。

同期コミュニケーション

リアルタイムの会話では情報の取捨選択ができず、長引くほど参加者全員の時間を奪ってしまいます。 インターンではメンターの方と進捗状況の確認や相談のための面談をする機会が多くありました。 最初は「何をしたのか」「その結果どうなったのか」をすぐに答えられないことがありました。 こまめに作業ログをとるようにし、情報伝達が迅速かつ正確になっただけでなく、過去の作業内容を思い出すこともできるようになりました。

プランナーやデザイナーの方とのMTGでは、予め資料や参考画像をまとめ、議題に集中できる準備をしました。 結果としてMTGの参加者全員が、現在の状況と議論すべきことが明確な状態でスムーズに進めることができました。

非同期コミュニケーション

今回のインターンがフルリモートだったこともあり、非同期コミュニケーションはとても大事なものでした。 非同期コミュニケーションの欠点として、「誤解されやすい」「ニュアンスが伝わりにくい」という部分があり、今回のインターンでもそういった問題が発生しました。 違う捉え方ができないか、一番言いたいことが明確になっているか、使用する単語ひとつひとつにも気を配る姿勢が大切だと感じました。 また、「〜ということですか」と自分の解釈を伝えることは認識のズレを減らす手段で、今後も意識して利用していきたいです。

リモートワークだと自分が今何をしているのかメンターの方やチームメンバーに伝わりにくいです。 今回のインターンでは「自分で調べて問題を解決する」ということを重視されていましたが、それでも助言を受けるか判断するのではなく、助言をするか判断してもらうべきでした。 インターン後半では「自分は今〜しています」と意識して報告することで自身の状況を伝えるように心がけました。

最後に

業務としてのゲーム開発をすることが初めてでしたので楽しめるか不安でした。 いざ始まれば、覚えることが多く大変でもありましたが、「楽しい」という感情が一番強かったです。

最後まで楽しく働けたのは、暖かく迎えてくださったチームメンバー・人事・総務の方々、常に的確な指摘をしてくださる一方で私なりの結論が出るまで見守ってくださったメンターの方、そのほか支えてくださった社員のみなさんのおかげです。 この場をお借りして改めてお礼申し上げます。

以上、私のインターン参加報告でした。
最後まで読んでいただきありがとうございます。