Akatsuki Hackers Lab | 株式会社アカツキ(Akatsuki Inc.)

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Akatsuki GAME JAM 2020 オンライン開催レポート

こんにちは、エンジニア採用担当の橋本です。

去る9月12日(土)〜13日(日)に2022年新卒エンジニア向けインターンシップ「Akatsuki GAME JAM」を開催いたしました。今年で第6回となる当インターンシップですが、今年は初のオンライン開催。

オンラインでの難しさもありながら、全チームがゲームを作りきり、参加者から非常に高い満足度を得た今回のインターンシップの様子をご紹介致します!

 

はじめに

#「Akatsuki GAME JAM」とは・・・

2日間を通して、ゲームアイデアの企画から開発までを行い、その制作物の結果を競い合うという内容です。今回のテーマはアカツキが創業10周年を迎えたこともあり「10」。計17名の参加者が5チームに分かれ、Unityで開発を行いました。 

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#なぜこのようなインターンシップをアカツキが実施するのか

「IPの世界観を深く理解したゲームを開発し、ファンとの長期的な関係を構築すること」を強みとするアカツキでは参加者の皆さんに「ゲーム開発を通して、世の中をワクワクさせるようなプロダクトづくりを体験をしてもらいたい!」という想いを持っています。

もちろん、参加者の中には多数のハッカソン参加経験のある方や、サークルなどでチーム開発を経験している方もいらっしゃいます。一方で、多くの学生とお話をする中で、ゲーム開発への情熱や個人でのプロダクト開発経験はあっても、プロのエンジニアから近い距離でアドバイスをもらいながら、チームで開発を進める経験をしたことがある学生は少なく、その機会を創出したいと思い開催しています。

 #参加を通じて得られる経験
・最速で最大の価値を出す経験
・プロジェクトマネジメント、コミニュケーション等のチーム開発力
・各チームの専属メンターからのコードレビューを含む個別サポート
・発想力、技術力、プレゼン能力

 #参加者と開催方法

今回の参加者は、イベントや直接GAME JAMの応募ページから応募いただいた方の中から複数回の面談・面接を経て、17名にご参加いただきました。中には学部の時に初めてお会いした学生が院生となり応募してくれたケースもあり、非常に嬉しい再会となりました。

元々は9月に例年通りオフラインでの開催を予定していましたが、コロナ禍の影響を顧みて、全国各地から参加いただく学生の方も多いことから7月末にオンラインでの開催に切り替えました。

オンライン開催による変更点・工夫

#参加者全員の『9マス自己紹介』を実施

9マス自己紹介とは、その名の通り自分に関わるキーワード(なんでもOK!真ん中には自分の名前を入れます。)を9つ書き出して紹介するというものです。通常の自己紹介より準備に時間がかからずに非常に盛り上がるため、オススメの自己紹介方法です。

全員で初日の午前中に一人3分ずつ行い、更にこれをZoom背景として設定することで、今回メインのコミュニケーションツールの一つとなったZoomでの会話時にも相互理解が深まり、アイデアのきっかけにも繋がっていたようでした。

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▲メンターメンバーの9マス自己紹介例

#アイデアソンの事前準備
今回、オンラインでのアイデアソンの難易度を考慮し、参加者には事前課題として「ペライチアイデアシート」を準備してもらいました。
事前対応事項が増えてしまったにも関わらず、すぐに多くの素敵なアイデアが集まっていく様子を見て、開催前にも関わらず運営陣はすでに感動で胸がいっぱいに・・!笑

▼ペライチアイデアシート 

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画面/プレイイメージがあるためオンラインでも視覚的にコミュニケーションが取りやすく、節約した時間を開発時間に充てることができました。当日はさらに、このアイデアシートを元に他チームのメンバーとペアになりアイデア発表&相互フィードバックを行うことで、様々な視点からアイデアが磨かれていきました。

上記2点のほかにも、予め全員の開発環境を統一するなど、参加者の協力を得ながら無事オンラインで開催することができました。

当日の様子(開発〜成果発表、結果発表まで)

#開発

アイデアソンを終えて企画が決まったところで、いよいよ開発開始です。

開発中は、各チームのメンターが基本的に常時チームとZoomを繋ぎながらコミュニケーションをとっていたのですが、オンラインながらも例年通り白熱する議論や笑い声が飛び交い、非常に熱量の高い空間でした。段々と、チームを引っ張っていくリーダー、落ちているタスクを拾い適宜サポートする方など各々の役割が見え始めていきます。

   開発中の様子 初めは緊張していたメンバーからも次第に笑みが溢れます。

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今回はイラストが描ける強者も多く、キャラクターや武器のデザインを行うチームもありました。ハイクオリティ・・・!

 キャラクターデザインの様子

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#成果発表会

開発時間はあっという間に過ぎ、いよいよ2日目の成果物のプレゼンテーションへ。各チーム着実にプレゼンの練習を行い、各々が制作したゲームのこだわりや面白みを伝えてくれました。特に今回のテーマである「10」との関わり方は、10を武器にして闘う、体の大きさが10倍になる、など各チームとてもユニークでした。発表に対しては、メンターを務めたアカツキメンバーや参加者からも多くの質問が飛び交い、非常に盛り上がりました。

▼成果発表会の様子

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#試遊会

発表後には、各チームのゲームを体験できる試遊会を実施。通常であれば、ヘッドマウントディスプレイを貸与しVRゲームを開発するチームもありますが、今回はリモートで全員の開発環境が揃えることが難しいため、Unityのエディタ上で遊べるゲームに限定させてもらいました。

アカツキのメンター陣と運営チームは、ソーシャルディスタンスを守りながらオフィスに集まり、参加者のみなさんが開発したゲームを楽しみました。どのチームのゲームも本当におもしろく、GAME OVERになると「もう一回やらせて!」とかなりハマっている様子でした。

▼試遊会(アカツキメンバー)

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※撮影時のみマスクを外しています。

#結果発表

いよいよ運命の結果発表。

準優勝チームはなんと....同点で2チーム!「TEN倍ヤー」というタイトルを開発したチーム「Akebono」と「1 by One」を開発した君のAirPodsProをたべたい」の2チームが受賞しました。ユニークなアイデアと、細部のエフェクトや操作性・ゲーム性を備えた作品に審査員の評価が集まりました!

▼「TEN倍ヤー」by Team Akebono

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▼「1 by One」by Team 君のAirPodsProをたべたい

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そして、栄えある優勝は...「PLUSLIME」というゲームを開発したチーム「ネコヤムクン」でした!独自のゲームルールを採用しつつもシンプルでわかりやすく、何よりも完成度が突出していたことが高い評価を受けていました。また、ゲームバランスも工夫されており、何度も挑戦したくなるような夢中になれる素晴らしいゲームでした!

▼「PLUSLIME」by Team ネコヤムクン

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#オンライン懇親会

結果発表の後は、Zoomのブレイクアウトルームで分かれて懇親会を行いました。「もっとこうしていたら...この機能を実装できていたら..!」など悔しい気持ちもありつつも参加者のみなさん全員「本当に全力でやり切った!」という清々しい達成感にあふれていたのが印象的でした。2日間の開発の疲労を全く感じさせない盛り上がりで、1時間の懇親会はあっという間に終了。

実は今回、突然のオンライン開催への切り替えによりオフィスの紹介ができなくなってしまったこと、そしてキラキラしたみなさんの姿を見ていたら何か記憶に残る思い出を残したい!と思いこの2日間の思い出ムービー(オフィスツアー付き)を作らせてもらいました。「こんなサプライズは初めて!」と喜んでいただき、運営陣も感無量でした。

▼Zoom画面越しにみんなで乾杯!

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最後に

本当にあっという間の2日間でした。是非、今回のインターンシップが一つの学びとなり、みなさんの次なる挑戦に繋がれば幸いです!そして、この出会いをこの場限りで終わらせるのではなく、また次の機会で参加者のみなさんにお会いできることを楽しみにしています。

▼嬉しいことに、参加者の方がブログを書いてくださいました^^!タイムライン毎の詳しい紹介に加え、自身の振り返りもあり読み応えのある内容です。是非ご覧ください。

 

 それでは、また来年のGame Jamでお会いしましょう!